8.職場環境

Q.職場環境をよくするためにはどうしたらいいですか?

A. 衛生委員会で、次のようなことを話し、職場での改善を図ることが必要です。

休憩室の設置 

休憩時間の確保

勤務時間の適正化

職員室、教室、パソコン室などの環境

介助しやすい環境、作業しやすい環境

Q.職場の衛生委員会では限界があるのでは?

A. 学校・教育を取り巻く環境が、年々劣悪になり、多くの教職員が「いい仕事をしたい」と願いながらも、日々の業務に押しつぶされそうになってきています。その背景には、過大規模化という神奈川県の障害児学校の問題に加え、国全体での教育のリストラ(金をかけず、人を増やさず、業務の拡大)があります。また、世界的な不況による県の税収減を理由に、学校予算が今まで以上に削られていくことが予想されます。

   このような状況の中で、職場の衛生委員会で話し合っても、職場環境の改善になかなか結びつかない難しさが生じています。しかし、厳しい状況だからこそ、職員の健康を守るために、衛生委員会の活動が大変重要になってきているのです。

各校の衛生委員会が、『労働安全衛生法』にのっとった職場環境づくりをすすめていくと、予算等の壁にぶつかってしまいます。そこであきらめず、問題点を整理し、管理職から県への報告、県安全衛生委員会(神障教組委員参加)での報告、組合の要求として県と交渉する、という手段で、法律違反を県にあらためさせていく必要があります。

さらに、民間の労働基準監督署にあたる人事委員会へ、「措置要求」するという手段があります。

法律や他県の教組の実践を学びながら、一歩ずつ取り組んでいきましょう。

* 資料として、2005年のサマースクールでの講演会の内容をピックアップしたものをつけました。学習資料としてお使い下さい。